脳と骨格のつながり 第1回(全3回)

おはようございます、出戸です!
今日は
「脳と骨格のつながり」について
お話させていただきます。
↓
前回は
筋肉の不思議について
お伝えしましたが、
今日はその補足として
脳と骨格の関係を
説明します。
骨格とは、
私たちの身体を支える
骨組みのこと。
積み木のように
組み合わさった
全身の骨のことです。
さて、
筋肉と脳の繋がりは
よく知られていますよね。
脳から神経を通して
筋肉に命令が行き、
筋肉が動きます。
また、筋肉で感じたことを
脳で認識することもできます。
でも、骨と脳にも
強い繋がりがあることを
ご存知ですか?
「え?骨には
神経が通っていないのでは?」
と思われるかもしれません。
でも、
骨折したら
とても痛いですよね。
実は、骨そのものには
直接神経は通っていませんが、
骨の周りには
膜があるんです。
この膜を
「骨膜(こつまく)」
と言います。
骨膜は
骨全体を包み込むように
覆っています。
骨が折れると
この骨膜も破れるため、
痛みを感じるのです。
この
骨膜を通して、
脳は骨の形や状態を
しっかりと感じ取っています。
例えば、
骨をそっとさすると
「あ、こういう形をしているな」
と分かりますよね。
これは
指の感覚だけでなく、
骨膜を通して
内側からも感じ取っているから
なんです。
脳が骨の状態を
正確に把握できるからこそ、
私たちは2本の足で
立つことができるのです。
これは実は
とても難しいこと。
四足動物は4本の足で
立っていますが、
人間は2本だけで
バランスを取っているので、
かなり高度な能力なんです。
年齢を重ねると
ふらついたりすることが
ありますが、
これは骨膜を通した
骨の感覚が
鈍ってくるためです。
そのため、
骨の意識を高めることで
歩きやすくなったり、
スムーズに動けたり、
疲れにくい身体に
なっていくんです。
現代では
筋肉と脳の関係ばかりが
注目されがちですが、
実は骨と脳の繋がりも
同じくらい重要なんです。
私たちが生きていくためには
骨で身体を支える必要があり、
脳と骨がしっかり繋がることで
正しい姿勢を保ち、
立ち上がれない、
ふらつくといった問題が
起こりにくくなります。
立っているだけなら
本来筋肉は
ほとんど必要ないんです。
骨の意識を
高めることで、
筋肉に頼りすぎない
自然な立ち方が
できるようになります。
脳と骨の繋がりを
意識して、
骨に注目した身体の使い方を
取り入れることで、
年齢を重ねても
スタスタと歩ける身体に
なれますよ♪
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