身体と物理学

こんにちは。
整体にこにこスタイルの出戸です。

このところ、
体が重たいなあと
感じる日が続いていませんか？

どこかを
動かしたわけでもないのに、

なぜか疲れている……
そんなとき、ありますよね。

今日は、
ちょっと変わったテーマで
お話ししてみます。

タイトルは
【身体と物理学】。

──といっても、
むずかしい話ではありません。

ふだん
私たちが感じている
「からだの不思議」を

物理の視点から、
ゆるりと紐といてみよう
という回です。

実は私、
大学時代に
物理学を学んでいまして。

そのときに得た感覚が、
いま「にこにこ整体」で
体に向き合うときにも

ふと、
役立つことが
あるんです。

たとえば……
「筋肉が
　ゆるんだ感じがする」
とか、

「脚がなんとなく
　動きやすくなった」
とか、

明確な理由は
わからないけど

体が変わった
実感って
ありますよね。

あれって、
古典的な力学では
説明できないことが
多いんです。

私たちが
ふだん使っている西洋医学や、
一般的な体の見方は、

「古典物理学」に
基づいています。

原因があって、
結果がある。

筋肉を伸ばせば、
柔らかくなる。

そんなふうに、
積み重ねで
説明するスタイルです。

でも、
体って
そんなに単純じゃない。

何もしていないのに、
ふっと
痛みが消えることもあれば、

いつもの動きが、
ある日だけ
うまくいかないこともある。

これは、
古典物理の理屈では
説明がつかない領域なんです。

そこで出てくるのが
「量子力学」という
考え方です。

目に見えないほど
小さな世界では、

物質の在り方は
「認識」によって変わる
とも言われています。

自分が
「ここに手がある」
と思ってはじめて、

手は“ある”と
定義される。

……ちょっと不思議な話ですが、

私たちの体の感覚も、
似たようなところが
あるのかもしれません。

「ある」と思っていた痛みが、
ふと消える。

「ない」と思っていた力が、
ふと湧いてくる。

そんな体験をしたこと、
ありませんか？

だからこそ、
私たちの体に向き合うときも、
がんばって説明しようとせず、

ふっと委ねてみることが
大事なのかもしれません。

自分の体を通して
感じたことを、
まずは信じてみる。

それが、
整うということの
ひとつの入り口に
なるように思います。

【動画】
身体と物理学
（約12分）
↓

映像では、
実際の体験や説明できない
変化について、

より感覚的に伝わるよう
お話ししています。

読むだけでは
伝わりにくい
「そういうことか」の瞬間が、
きっとあると思います。

もしよかったら、
お茶でも飲みながら、
気軽に見てみてくださいね。

整えるとは……
本当に「ある」と
言えるものを

感じることなのかも
しれませんね。

また次回、お会いしましょう。