【肩こり改善】肩甲骨がはがれるとは? 第3回(全3回)

こんにちは。
整体にこにこスタイルの出戸です。
肩甲骨がはがれるって、
どういうことだと
思いますか?
「ストレッチで
ベリッとはがすこと?」
「誰かに押されて
ボキッと音が鳴ること?」
そんなふうに
思っていたら、
実は
ちょっとズレている
かもしれません。
本来の肩甲骨がはがれる
というのは、
肩甲骨と肋骨のあいだに、
ちゃんと【すき間】がある
状態のこと。
その間には、
肩甲下筋(けんこうかきん)
という筋肉が
挟まっています。
ところが、
肩甲骨が肋骨に
ピタッと
くっついてしまうと──
この筋肉が
動けなくなり、
肩甲骨も固まり、
やがて「肩こり」に
なっていくんです。
では、
どうすれば肩甲骨が
本当にはがれる状態になるのか?
それは──
無理やり引きはがす
ことではありません。
あいだにある筋肉を、
気持ちよく、
ゆっくりゆるめていくこと。
今回の体操では、
仰向けで
「肩甲骨ともじもじ遊び」を
します。
氷が溶けるように、
体の力を抜きながら──
「この辺りかな…?」と
ぼんやり感じる場所を、
ていねいにもじもじ、
動かしていきます。
この「もじもじ」が
深まってくると、
だんだん感覚が
目覚めてくるはずです。
「これは肩甲骨、
これは肋骨、
その間に…何かある」
そう。
それが
肩甲下筋です。
わからなければ、
肩甲骨を感じてください。
そして、
その上と奥に、
ふんわりと
何かある場所を
探してみてください。
そこが、
あなたの身体の奥で
今まさに、
目を覚まそうとしている
場所です。
【動画】
【肩こり改善】肩甲骨がはがれるとは? 第3回(全3回)
(約14分)
↓
模型を使って
解説しながら、
実際の動きと
感覚の目覚めポイントを
案内しています。
読んでいるだけでは
わかりにくかった方も、
「あ、これか」と
感じてもらえると思います。
「整える」
というのは、
筋肉を鍛え直すこと
ではなく、
眠っていた感覚に
もう一度「出番だよ」と
声をかけること。
今日のもじもじで、
あなたの肩甲骨にも、
そんな小さな目覚めが
訪れますように。
背中が
ふっと軽くなったとき、
きっと、
見える景色まで
変わってきます。